エンディングノートの役割は、人生の最期に備えて、自分の想いや現在の状態等について書いておくことです。
このエンディングを使って亡くなられた時や、病気や事故などにより、
判断能力を失ったり、認知症を発症したときに、介護や葬式、お墓などについて自分の希望を家族や関係者の人たちに伝えるためことができます。

エンディングノートには書式や書き方は決まっていませんので、
大学ノートなどに自由に書くことが出来ます。
書く内容についても特に決まりはありませんが、
エンディングノートに書く内容には以下のようなものがあります。

・これからの人生をどのように過ごしていきたいか
・現在の健康状態について
・預貯金、不動産などの所有財産について
・介護が必要になったときに、どういう風に介護をしてほしいか
認知症になったとき、所有財産をどのように使いたいか
・判断能力がなくなった時にどんな介護や医療を受けたいか
・病気などにより余命わずかと診断された時、ターミナルケアを受けるか
・延命措置を受けたいか
・葬儀をするとき、どんな葬儀にしてほしいか
・遺影にはどの写真を飾ってほしいか
・どんなお墓に入りたいか
・自宅にある荷物はどうしてほしいか
・相続についての希望
・遺言の保管場所
・家族への想い

エンディングノートの役割

エンディングノートには遺言書と違い、法的効力はありません。
しかし、家族への想いや介護や治療についての希望を書くことが出来ますので、
エンディングノートにたくさん書いていただけると、
家族の方へ想いを伝えることが出来ますし、の負担を減らすこともできます。

脳梗塞などにより倒れて、救急車で病院に運ばれた時、または、認知症を発症
したとき、本人は延命治療を望んでいないのに、エンディングノートなどに
延命治療について書いていなければ、家族の方はどうすればいいかわからず、延命治療をするかどうかの判断は、家族の方がすることになるため、後日、延命治療の判断はこれでよかったのか、悩み続けることになります。

もしエンディングノートに延命治療や相続についての記述があれば、家族の方は延命治療や相続について悩みや、後悔、憤りなどを軽減することが出来ます。

エンディングノートを書くことによって、遺された人たちが
その死を穏やかに迎えられるようになります。

このように、エンディングノートには「遺された家族の方がが困らない、迷わないために書き残すもの」ですが、その他にも、親の「財産」「健康」「気持ち」を伝えたり、現在の情報を忘れないようにする忘備録としてのツールとしても活用することができます。

家族信託の小冊子を作成しました。

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