一周忌は故人が亡くなられてからちょうど1年の節目に執り行う法要のことです。
故人が亡くなってからちょうど1年になるので、喪が明ける時期となります。
そのため、四十九日法要と同じように盛大に執り行います。
参列者の方は香典袋を持参して出席しますが、一周忌の香典袋ののし袋は
水引が黒白か双銀の結び切りを選びます。
法要の流れについて
・大きな法要は四十九日と一周忌となります。
・葬儀(火葬)のあとも、様々な法要があります。
・法要では故人を偲び冥福を祈ります。
・主な法要には初七日法要、四十九日法要、一周忌があります。
・法要には他にも、死後14日、21日、28日、42日にも抱擁がありますが、近年では簡略されて、拝礼だけを行っている場合が多いです。
・四十九日法要は忌明け法要ともいわれます。四十九日法要をすることによって、慶事(祝い事)を慎む忌中が終わります。
・四十九日法要では、菩提寺や自宅などに遺族や故人の友人などが集まって、僧侶が読経した後に、会食の席を設けて精進落としをします。
・喪家の方はお寺に連絡して法要の日時や場所を決めて、関係者へ連絡します。
・四十九日法要をするときに納骨をする場合が多いです。
・新しくお墓を建てた場合は、僧侶に開眼供養をお願いします。
・白木位牌を本位牌に替えるのもこの日に行います。
・僧侶に入魂供養をしていただいて仏壇に納めます。
・参列者には返礼品を、僧侶にはお布施を渡します。
・一周忌は故人が亡くなられてから1年後の命日となります。命日の当日に行えない場合は、必ず命日より早めの日に行ってください。
・一周忌までが喪中となり、この日を迎えることによって喪が明けます。
・喪中に迎えた正月の年賀状、年始挨拶、正月飾り、初詣などは控えてください。
・四十九日法要について大切な法要は一周忌と三回忌となります。
・三回忌以降の年忌法要には、七回忌、十三回忌、十七回忌、二十三回忌、二十七回忌、三十三回忌、三十七回忌、五十回忌があります。
・宗派によっては三十三回忌のことを弔い上げとしている場合があります。
・弔い上げとは年忌法要の最後をさします。
・弔い上げをすると、故人が供養される側から子孫を見守る存在に変わります。
・供養する人が多くて、法要する年月が重なっているときは、お寺で同時に供養することができます。
初七日の香典に包むお金の相場についてはこちらをご参照ください