買い物などに行くと交通事故にあう可能性があるけど、家の中にいれば安全でしょって思っている方が多いのですが、本当に家の中は安全ですか?

家の中のに段差はありませんか?
浴室の浴槽の高さは高くないですか?
寝室からトイレへ行くときになにか障害物はありませんか?

住宅内事故

実は、高齢者の方が事故にあうのは屋外より家の中の方が多いんです。

高齢者がケガをする場所は、「自宅」が最も多いのです。
ニュースなどで、高齢者の交通事故が放送されていますが、
自宅での事故は交通事故の約7倍も起きています。

住宅内事故
住宅内事故

年を取ってくると筋力が衰えてきます、歩くときにすり足になります。
そうすると、ちょっとした段差があるとつまずくようになります。
また、浴槽への出入りやトイレの時もバランスを崩して転倒しやすくなります。

東京消防庁によりますと、転倒が原因で高齢者が救急車で運ばれる割合は、全体の8割をしているそうです。

住宅内事故

また、医療機関ネットワーク事業からみた家庭内事故-高齢者編- 
独立行政法人国民生活センターによりますと、高齢者の住宅内での事故の発生場所は、居室、階段、台所・食堂、玄関、洗面所、風呂場、廊下、トイレの順で多くなっています。

住宅内事故

あなたの住宅は大丈夫でしょうか?
自宅内で転倒しないように何か対策はされていますでしょうか?
高齢者の方が骨折をすると、重症化して「寝たきり」になる場合があります。寝たきりになると、認知症を発症する可能性も高くなります。

階段や風呂場、トイレなどには手すりをつけたり、室内の段差を減らしたり、家の中の荷物を整理整頓して障害物をなくしてください。

また、冬場になるとトイレやふろ場などで起きるヒートショックも心配です。小さめの暖房器具を用意するなど対策をしてください。

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