将来のこと
公開日 : / 更新日 :
子供たちに伝えていただきたい想いには他に、「将来ののこと」です。
将来のこととは、終末期についてです。
もし、親御さん本人が病気の回復が見込めなくなるときや認知症や老衰したとき、延命治療を望まれるのか、それともターミナルケアを望まれるのかということです。
ターミナルケアとは人生の残り時間を自分らしく過ごし、満足して最期を迎えられるように治療による延命よりも病気の症状などによる苦痛や不快感を緩和し、精神的な平穏や残された生活の充実を優先させるケアのことです。
ぜひ、子供たちとコミュニケーションをとっていただき、物への想いや、介護のこと、将来のことについても話し合ってください
ターミナルケアの他にも以下のようなケアがあります。
看取りケア
病気やけがなどで、近い将来、死が避けられないとされた患者さんに対し、
身体的苦痛や精神的苦痛を緩和・軽減しながら、
人生の最期まで尊厳ある生活を尊重し、
最期までその人らしい人生を送れるように、医師の指示による
疼痛緩和等の処置を適切に行って、自宅や施設で静かに死を迎えるケア
緩和ケア
「緩和ケア」は、がんと診断されて、がんを取り除くことができないと
判断された時から、身体的・精神的な苦痛をやわらげるためのケアです。
ホスピスケア
ホスピスケアは生命の危機に陥っている患者が
身体的・精神的な苦痛等から解放され、
残された時間を人間としての尊厳を保ちながら、
最期までその人らしい人生を送れるようにするためのケアです。
家族信託の小冊子を作成しました。


にほんブログ村
将来のことの関連動画
関連記事
家族信託のメリット
家族信託のメリットには以下のようなものがあります。 親御さんが認知症になっても柔軟な財産管理ができる 遺産の承継先を数段階指定することが出来る。 不動産を共有する場合のトラブルを予防できる。 今までの民法では実現できなか…
認知症の方がお金を使いすぎる場合の対策
認知症の方がお金を使いすぎる問題は、深刻な課題の一つです。認知症の進行に伴い、金銭管理能力が低下し、不適切な支出や詐欺被害に遭うリスクが高まります。このような状況に対して、家族による金銭管理の代行や、成年後見制度の活用な…
認知症と家族信託
親が認知症になると家を売ることが出来なくなる可能性が高くなります。 その理由は以下の3つです。 1.認知症になると判断能力がなくなってしまうため、契約などの法律行為が無効となります。 2.認知症の方の子供でも、認知症の方…
高齢者レクリエーションで体を動かす
高齢者にとって、体を動かすレクリエーションは非常に重要です。加齢に伴い、身体機能の低下や筋力の衰えが見られますが、適度な運動を行うことで、これらの機能を維持・向上させることができます。介護施設では、利用者の状況に合わせて…
夫が認知症になった場合の妻の生活費
認知症の夫を持つ妻にとって、生活費の確保は大きな課題となります。介護に伴う様々な費用の増加に対応するため、家計の見直しや、資産の活用、保険の活用など、様々な対策を講じる必要があります。一方で、家族や地域社会、行政や専門家…