浄土真宗の法要の考え方は他の宗派の法要とは異なります。その理由は親鸞聖人が
親鸞は父母の孝養のためとて、一返にても念仏申したること、いまだ候はず。
と追善供養の考え方を否定されているからです。

それでは、浄土真宗の法要ではどんなことをするのでしょうか
遺族の心の傷を癒す儀礼であります。死に別れた家族、親しい人はずいぶん心の傷を受けています。まして子供が亡くなると、大きな傷を受けます。そんな時に人間の言葉は慰めても結局はむなしく感じるだけです。その人間の言葉が届かなくなった世界を支えてくれるのは「一緒にお念仏を称えさせて頂きましょう。一緒にお経をあげさせて貰いましょう」と言うだけなのでしょう。
そのため、浄土真宗の場合の四十九日は
ご遺族が四十九日間の中で故人のことをしのびつつ、仏様の教え(特に念仏の教え)についてかみしめるための期間
を意味します。
浄土真宗で行う四十九日法要と他の宗派の四十九日法要では意味合いが違ってきますので、気をつけてください。
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