老後の終活で訪れる価値充分な場所、浅草寺。伝統的な着物で江戸時代の風情を楽しんで、おみくじで未来を占い、心身を清める参拝体験。老後を前向きに迎え、心穏やかに人生を締めくくる場所です。
この記事の目次
浅草寺とは
浅草寺は、東京都台東区の浅草にあるお寺で、東京都内で最も古い寺院の一つです。なんと、1400年以上もの歴史があるんですよ。老後や終活の一環として、浅草寺を訪れる人々が多いことで知られています。
浅草寺の歴史は、飛鳥時代に遡ります。具体的には西暦628年、宮戸川(今の隅田川)のほとりで漁をしていた檜前浜成・竹成兄弟が、網に仏像を引っ掛けたことから始まります。この仏像は、当時の兄弟が仏教に詳しくなかったため、最初は水中に捨てられました。しかし、後に聖観世音菩薩の尊像であることが判明し、お堂に祀られたんです。これが浅草寺の起源と言われています。
その後、浅草寺はさまざまな歴史的な出来事に関わりました。たとえば、645年に勝海上人が観音堂を建て、観音像を「絶対秘仏」として定めました。この観音像は、今でも実物を見ることができないほど貴重な存在とされています。
さらに、浅草寺は鎌倉時代に源頼朝、室町時代に足利尊氏など、歴史上の偉人たちによって訪れられ、寄進や寺の整備が行われました。そして、江戸時代には江戸の市街地に取り込まれ、参詣や娯楽の場として栄えました。水茶屋の看板娘たちが有名で、当時の「アイドル」のような存在だったそうです。
しかし、浅草寺も歴史の中で大きな災害に見舞われました。たとえば、1041年の大震災や1079年の火災があり、本堂が何度も再建されました。それでも、信者や協力者の支えを受けて、浅草寺は1400年以上もの間、浅草地域のシンボルとして輝き続けています。
浅草寺には、聖観世音菩薩を本尊とするお寺で、老後や終活の一環として訪れる方が多いです。雷門、宝蔵門、五重塔、大本堂など、見どころがたくさんあります。特に、雷門から続く仲見世という商店街は、お土産物店や飲食店が立ち並び、賑やかな雰囲気があります。昔からの伝統が残りつつも、現代的なエンターテイメントも楽しめる場所です。
浅草寺は、老後を楽しむ場所としても、終活を考える場所としてもぴったりです。歴史や文化を感じながら、心を落ち着かせる場所として、ぜひ訪れてみてください。
浅草寺の見どころ
雷門:浅草寺のシンボル
雷門は、浅草寺のシンボルで、赤い提灯が目を引きます。正式には「風雷神門」と言います。
風神と雷神の像がある門で、力強い雰囲気が感じられます。
門の先には「仲見世通り商店街」があり、お土産を買ったり、観光を楽しむことができます。
宝蔵門:朱塗りの見応えある門
宝蔵門は大きくて朱塗りの門で、高さ21mあります。
仁王像が配置されており、その迫力は圧巻です。写真にも映えるスポットです。
門の裏には大わらじが飾られており、縁起の良い場所とされています。
五重塔と伝法院:高い塔と美しい庭園
五重塔は浅草寺の目印で、高さからも目立ちます。
この塔にはスリランカの仏舎利(お釈迦様の遺骨)が奉納されています。
塔の近くには知られていない庭園「伝法院」があり、ゆったりとした時間を楽しむことができます。
本堂:聖観音像を安置する場所
本堂は「聖観音菩薩」の像が安置される場所で、浅草寺を訪れたなら必見です。
線香をあげて願い事をする伝統があり、煙を体にかけると良いことがあると言われています。
内部では本尊を鑑賞できますが、写真撮影は禁止です。落ち着いた雰囲気が広がっています。
影向堂:朱印を貰えるお堂
影向堂は新しいお堂で、干支ごとの守り本尊8体を祭っています。
朱印も発行しており、お寺への証としても人気です。また、大黒天も祭られており、商売繁盛を祈ることもできます。
阿弥陀如来と石橋:穴場スポット
本堂を正面にして、左手に広がるエリアには、知られていない穴場スポットがあります。
青銅製の阿弥陀如来像があり、美しい石橋から池を覗けば鯉たちが泳ぐ姿を楽しめます。
季節によって異なる景色が楽しめる場所です。
淡島堂:女性を守るお堂
淡島堂は女性を守護するお堂で、朱塗りの外観が荘厳な雰囲気を醸し出しています。
淡島明神像も祭られており、女性の健康や幸せを祈ることができます。
なでぼとけ:体の悩みを解決
浅草寺に入ってすぐにある「なでぼとけ」は、体の悩みを解決するとされる像です。
金色に輝くお坊さんのような像で、撫でることで体の不調が改善されると言われています。
三峰社:知られざるパワースポット
浅草寺の境内にある三峰社は、格式高い神社で、知られていない情報かもしれません。
神社の周りには静かな雰囲気が広がっており、パワースポット好きにはおすすめです。
浅草神社:浅草寺のすぐ隣
浅草神社は浅草寺の境内すぐ隣にある神社で、権現造りの建築様式が美しいです。
縁結びの「夫婦狛犬」など、多くの見どころがあります。また、ユニークなものもあるので楽しめます。
浅草寺はこれらの見どころがたくさんあり、歴史や文化を感じることができます。是非、楽しい時間を過ごしてください。
浅草寺を楽しむ3つの方法
着物での散策でタイムスリップ体験
浅草寺は、都内最古のお寺で、その雰囲気はまるで江戸時代にタイムスリップしたかのよう。特に高齢者にとって、懐かしい雰囲気を楽しむことは、心の中でのタイムトラベルとも言えるでしょう。近くには着物をレンタル・着付けしてくれるお店もあり、手ぶらで行っても着物で散策できます。日本の伝統文化を体感しながら、老後を有意義に過ごすことができます。
おみくじで運勢占い
浅草寺には「おみくじ」があり、そのおみくじは凶が出やすいという話題もあります。高齢者の中には、老後に不安や悩みを抱える人もいますが、おみくじを引くことで、未来に対する希望を見つけるきっかけとなります。叶えたいことや悩み事があれば、おみくじにチャレンジしてみてください。その中から得られるメッセージは、老後を楽しむためのヒントになることでしょう。
清々しい気持ちで参拝
浅草寺への参拝は、きちんとした作法を守ることが大切です。参拝の際に作法を守ることで、心身が清められ、仏様のご利益を受けることができます。浅草寺を出るころには、清々しい気持ちで終活や老後の準備に取り組む意欲が湧いてくるでしょう。
浅草寺は、終活や老後の準備に取り組む高齢者にとって、懐かしい雰囲気と新たな希望を提供する場所です。着物で散策し、おみくじで未来を占い、作法を守って参拝することで、終活に前向きに取り組む助けとなるでしょう。訪れてみて、心の平和と満足感を見つけてください。
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