登記事項証明書の確認
公開日 : / 更新日 :
不動産の名義人を確認する
・不動産の名義人が被相続人の名前になっているか確認します。
・住所と名義人が違う場合は、間違った登記事項証明書を取得した可能性がありますので、正しい登記事項証明書を取得しましょう。
登記事項証明書を確認する
・登記されている被相続人の住所、氏名は死亡時の住所・氏名と同じか確認します。
登記されている被相続人の住所と死亡時の住所が違う場合は、住所のつながりを証明する書類として、故人の出生から死亡までの戸籍謄本を用意する必要となる場合があります。
被相続人の単独名義になっているか、共有名義なのかを確認します。
不動産の名義人が単独名義になっている場合は、その不動産は相続の対象となりますが、共有名義になっている場合は、被相続人の持分のみが相続の対象となります。
不動産の名義人が祖父母の名義になっていないか確認します。
不動産の名義人が祖父母の名義になったままになっている場合は、祖父母の相続人がたくさんいる可能性がありますので、相続人調査が必要となります。
抵当権や根抵当権などの担保が付いていないか確認する。
住宅ローンなどで借金をした場合、不動産に抵当権が付いている場合があります。完済しているにもかかわらず、登記に抵当権が付いている場合がありますので気をつけてください。
祖父母のときに設定されていた抵当権がそのまま残っている場合もあります。登記に抵当権が付いている場合は、不動産を売却できないので、抵当権などの担保を抹消する登記が追加で必要となってきます。
家族信託の小冊子を作成しました。


にほんブログ村
登記事項証明書の確認の関連動画
関連記事
遺産分割協議をしない
遺産分割協議をしないと、数々の問題を引き起こす可能性があります。相続人の権利が曖昧なままであれば、資産の有効活用や相続税処理が難しくなります。また、家族関係が悪化し、法的なトラブルが発生するリスクも高まります。この記事で…
相続人がいないときは
相続人がいないときは遺言書を 相続人がいない場合、財産の処分に関する問題が浮上します。相続人の欠如は法的な手続きを複雑化させ、遺産がどのように扱われるかに影響を与えます。この状況では、財産がどのように分割・処分されるかを…
事業を引き継ぐ方法
今回は、事業を引き継ぐ方法について解説いたします。 ・故人の事業を引き継ぐ場合は、以下の流れで手続きを行う必要があります。 個人事業主の死亡届で書の提出 (1週間以内) 個人事業の開業・廃業など届出書の提出 (1ヶ月…
住民票は相続人が取得
相続人が住民票を取得することは、遺産相続において不可欠です。住民票の取得は相続手続きの一環であり、正確な情報が反映された住民票は円滑な相続手続きを支えます。 住民票とは その人が住んでいる住所を証明する書類になります。戸…
相続放棄をした時の相続優先順位を図解で解説
今回は相続人が相続放棄をした時の相続優先順位の移動について図解にて説明いたします。相続人が複数いて、その中の一人が相続放棄をすると、相続放棄をした人以外の相続人が相続遺産を相続することになりますが、相続人には優先順位があ…