家族の方と元気なうちにお金についてお話をしていただきたいと思います。
しかし、子供が同居している場合はコミュニケーションがとりやすいかもしれませんが、子供が東京などに住んでいて別居している場合は、なかなか顔をあわすことが出来ず、年に1,2回ぐらいしか返ってこない場合は、なかなかコミュニケーションが取りずらいと思います。
子供と顔をあわせたとき場合でも、コロナウィルスの影響で子供の仕事が
大変なことになっていますので、いきなり、親御さんの医療費や介護費について
話し合おうとすると、聞いてくれないと思います。
子供はコロナウィルスの影響で仕事がなくなったり、収入が減っています。
孫の教育費や住宅ローンがまだ残っているうちに、
親御さんの医療費や介護費を負担することになると、
大変なことになるので、けんか別れする可能性があります。
親御さんの医療費や介護費について話をする前に、
親御さんと子供の信頼関係を築いておくことが大切です。
私の子供は家族だから信頼関係は築けているという方もいらっしゃいますが、
子供側の立場からすれば、「親の医療費や介護費は親たちでなんとかして。
自分たちは、自分の家族の教育費や住宅ローンで精一杯だ。」
と言われてしまいます。
親御さんの医療費や介護費は子供さんの負担になってしまう。
ただでさえ収入が減っているのにさらに負担が増えてしまうのではないか
という危倶を子供たちは持っています。
親御さんの健康状態がこうで、介護が必要になった場合、
どこの介護施設に入るか調べていて、
子供の迷惑にならないように考えていることが
子供にわかってもらえれば、
親御さんの医療費や介護費について話をしてもいいと思います。
まずは、子供たちとコミュニケーションがとれるようにしてください。
そのためには、子供たちとの信頼関係を築く必要がありますので、
子供たちのために何かしてあげてください。
信頼関係を築けていない場合は、コミュニケーションをとることも
できません。
親御さんが元気なうちにやっていただきたいこと
1.子供たちとコミュニケーションをとる
2.親御さんの健康状態を伝える。
3.要介護になった場合、どうしたいのかについて家族で話し合う。
4.エンディングノートを書く
5.必要に応じて遺言を書く
6.家族信託をする。