認知症とは、脳の機能が障害されて、記憶力や判断力、言葉を話すことなどが困難になる状態です。年齢を重ねると認知症を発症しやすく、高齢者に多く見られます。認知症の原因は複数ありますが、主なものを以下に説明します。
この記事の目次
1.アルツハイマー病
アルツハイマー病は、脳細胞が死滅していく病気で、高齢者に多く見られます。アルツハイマー病の原因は、脳にたまったアミロイドというタンパク質が神経細胞を傷つけて、脳細胞が死滅していくと考えられています。
2.脳血管性認知症
脳血管性認知症は、脳の血管が詰まったり、破れたりすることによって、脳細胞がダメージを受けることで発症します。高血圧や脳卒中の既往がある人に多く見られます。
3.レビー小体型認知症
レビー小体という神経細胞にできる特殊なたんぱく質が脳にたまり、神経細胞を破壊することで発症します。特殊なたんぱく質が脳にたまる原因は、いまだ解明されていません。
4.前頭側頭型認知症
前頭側頭型認知症は、脳の前頭葉や側頭葉という部分が萎縮していくことで発症します。この病気では、感情や行動、言語などの変化がみられることが特徴です。
以上が主な認知症の原因です。認知症を予防するためには、健康的な生活習慣を心がけ、脳を使うことや社交的な活動をすることが大切です。
認知症の原因となる食べ物
認知症の発症リスクを高める食べ物には、大きく分けて以下の3つが考えられます。
1.飽和脂肪酸の多い食品
飽和脂肪酸が多く含まれる食品は、脳の血管を詰まらせたり、炎症を引き起こすなど、認知症の原因になる可能性があります。例えば、バターやチーズ、肉などがあります。
2.砂糖や加工食品
砂糖や加工食品に含まれる添加物は、認知症の原因になる可能性があります。例えば、加工肉やジャンクフードなどが挙げられます。これらの食品は、高カロリーで栄養価が低く、バランスよく栄養を摂取することができません。
3.飲酒
飲酒は、適量を守っていれば健康には影響しないと言われていますが、過剰な摂取は認知症の原因となる可能性があります。アルコールが脳に与える影響には、記憶力の低下や認知機能の衰えなどがあります。また、アルコールが血管を収縮させることで、脳の血流が悪くなることもあるので、認知症のリスクを高める場合があります。
以上が、認知症の発症リスクを高める食べ物の例です。健康的な食生活を心がけて、認知症の発症リスクを下げましょう。
認知症の原因とストレス
認知症の原因には、ストレスも含まれます。ストレスは、身体や脳に様々な影響を与えるので注意が必要です。
ストレスによって脳内でストレスホルモンが増加すると、脳細胞にダメージを与えることがあります。これは、認知症の原因となることがあると言われています。また、ストレスによって、脳内の神経回路の機能が低下する場合があります。そのため、記憶力や集中力が低下する場合があります。
また、ストレスが続くと、自律神経系が乱れて、免疫力が低下する場合があります。これによって、感染症や疲労などの身体的な症状が出現することがあります。
さらに、ストレスが長期間続くと、うつ病や不安障害などの精神疾患を引き起こすことがあります。これらの精神疾患は、認知症のリスクを高めると考えられています。
ストレスは、誰にでも起こりうるものですが、特に高齢者や認知症の方は、ストレスに弱くなっていることがあります。このため、ストレスを減らすことが重要になります。
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