高齢者におすすめの投資信託はありません。
金融機関の方のお話では、儲かるはずだったけど、
実際には、損をしている方がいらっしゃいます。
定期預金が満期になったときに、
銀行の方から、「定期預金が満期になったので、
今度は金利の高い定期預金と投資信託をしてみませんか?」
勧められたりすることがあります。
「銀行で定期預金と投資信託を一緒に行うと金利を高くしますよ。」
と案内されると、多くの方が興味を持つそうです。
金利が上がると、利益が増えると思いますが、
本当に大丈夫ですか?
よくパンフレットやチラシを見て確認してください。
場合によっては、全文を3回ぐらい読んでみてください。

下の方に小さな文字で
投資信託を購入する場合に購入手数料、
運用管理費用(信託報酬)
などがかかると書かれていないでしょうか?
定期預金とセットで販売される投資信託の手数料は
高く設定されていることが多いです。
投資は景気が良くなれば儲かるかもしれませんが、
今度景気が良くなるのはいつになるのかわかりません。
コロナウィルスの影響でかなり時間がかかると思います。
高齢者の方は10年、20年も待てないと思います。
場合によっては、高齢者の方が認知症などを発症して
判断能力を失うこともあります。
認知症になると、高齢者の方の財産が凍結するので、
お金が増えても使えなくなります。
投資信託について詳しい方が、金利の高い定額預金と投資信託のセット商品を
始めるといいのですが、投資信託について全く知識のない高齢者が、
投資信託と定額預金のセット商品を始めると、投資したお金が元本割れする
可能性があります。
金利の高い投資信託と定額預金のセット商品は魅力的かもしれませんが、
そこには、銀行側が儲かるように高い手数料が設定されています。
こうした仕組みをすべて承知の上で、投資信託等をを購入するのであれば、
問題ありませんが、金利だけを見て投資信託を始めるのはとても危険です。
そういう場合はファイナンシャルプランナーなどの専門家と相談してから
始めた方がいいです。
家族信託の小冊子を作成しました。

