今回はエンディングノートの内容について解説いたします。終活をされている方は、身の回りの整理をするために断捨離をされていたり、自分の財産を子へ承継するための準備を行っています。
これから「終活」を始めようと考えている方には、終活の指針として最初にエンディングノートを書くことから始めることをおすすめいたします。
遺言書やエンディングノートは1度書いたら終わりではありません。生活していると、日々、環境は変わりますので、その状況に応じて、情報を更新していくことが必要です。
思いついたときにその想いを記録していったり、忘れてはいけないことをメモしておいたり、エンディングノートは様々な用途で使うことができます。
そのため、完成させなければならないを気負いすることなく、空欄があっても問題ないですし、1ページ目から埋めていく必要もありません。書けることから書いていけば大丈夫です。
幼少期の頃から現在までのことを思い出して、自分史を書きつづることも楽しいですし、「日課はエンディングノートを書くこと」というように意外とはまってしまう方もいるそうです。
1.将来ついて
・これから先の人生でやってみたいことや、やっておきたいこと
・解決しておきたい問題
・親しくしている人たちの名前と関係
・これからも続けたい楽しみや好きなことは何か
2.財産について
・貯金通帳やハンコなどを保管している場所
・公共料金の口座引き落としをするために使っている銀行口座
・年金を受け取るために使っている銀行口座
・株を取引している証券会社など
・保有している現金や預貯金の金額
・株券や有価証券などの内容と残高
・介謹保険や入院保険、生命保険
・自宅などの不動産の権利書、保険証券などの保管喝所
・現在抱えている負憤など (住宅ローンなど)
・何か誰かの保証人になっているか、 なっている場合は、どのような保証人になっているか
3.財産の管理方法について
・ご自身で財産の管理をすることが難しくなった場合、誰に管理してほしいか
・介謹施設に入る場合、自宅などの不動産を売却してもいいか

4.現在の持病や介瞳、終末期の医療について
・かかりつけの病院や持病、病歴など
・保険証、診察券などの保管喝所
・介護が必要になった時、どんな介護をしてほしいか
・けがや病気からの回復が見込めない場合、どんな治療はどうしたいか
・生命維持のため人工呼吸器などを使って延命治療を希望するか
5.遺品整理について
・(家具、本、衣類、宝石、アクセサリー、骨董品などの生活品をどのように処分してほしいか )
・パソコンで使っているIDやパスワードなど
6.相続や通言について
・遺言書の有無
・相続についての希望(自分の財産をどのように分けてほしいか)
・自宅を誰に引き継いでほしいか。またその理由
・現金や預貯金はどのように相続してほしいか。またその理由。
・その他の資産は錐と錐に相銃してほしいか
7.ご自身の歴史と家族への想い
・生涯どのような人生を送ってきて、どんなことを学んできたか。
・人生で学んできたことで、家族の方に伝えたいこと
・家族への想いと感謝。
8.趣味趣向
・どんな食べ物が好きだったか
・行きつけのお店はどこか
・好きな場所や思い出のある場所
・好きな音楽や映画、本など
・大切なものや大切な言葉
など、書いていただきたいことがたくさんあります。
いきなり全部を書こうとすると大変なので、
書けるところから少しずつ書いていただきたいです。
ぜひ子供さんたちとコミュニケーションをとりながら
楽しくエンディングノートを書いてください。
家族信託の小冊子を作成しました。

