終活とは人生の終わりについて考え、
これまでの人生を振り返り、これからの生き方や人との関わりを見直して、自分が幸せになる方法を知り、実行していく活動のことを指します。
介護や相続などについて必要な事柄を事前に決めることで、
ご家族の方の負担を減らし、理想の旅立ちを実現させることができます。
終活を始める時期について、時間に余裕ができる定年退職後の60~70代
に始めたいと考えている方が多いそうです。
健康寿命が伸びていることもあって、60代以降で終活をはじめる人が多くなっていますが、不慮の事故や自然災害などにより、いつ終活ができなくなるかわかりません。
そのため、終活をやった方がいいと思った時から始めた方がいいです。
この記事の目次
終活で行うこと
終活で行うことは大きく分けて5つあります。
①エンディングノート
②生前整理
③介護・病院
④葬儀
⑤お墓
⑥財産
①エンディングノート
・過去の人生の振り返り
・現在の自分の見つめなおし
・未来の自分はどうありたいか
・家族への想い
などを書いていきます。
②生前整理
生きている間に必要のないものを処分したり、
身の回りのものを整理します。
③介護・病院
・どこで、誰に介護してもらいたいのか
・どの医師、どの病院で治療を受けたいか
・終の住まいに自宅を選ぶか施設を選ぶか
・延命治療と臓器提供の意思(可否)を明確にする
④葬儀
・どのような葬儀をしたいか
・葬儀に誰を呼びたいか、誰を呼びたくないか。
・宗教はどこか
・葬儀の規模と予算はどれぐらいか
・どの写真を遺影にしてほしいか
⑤お墓
・そのように供養されたいか
・どのように法要されたいか
・お墓は購入されているか
・お墓や法要にかかる費用はどうするか
⑥財産
・自分の資産はいくらあるのか
・負債はあるか確認する
・「誰に」「その財産を」残すのかを決める
・資産の保管場所を明確にする(各種銀行口座・有価証券・自宅など)
・遺言書を作成する
・家族信託契約をする
まとめ
終活とは、これからの人生を見据えて自分の身の回りを整理し、
万が一の際に必要な準備を整える活動のことを指します。
これからの人生を充実して過ごすため、
また、自分の死後に残された家族に迷惑を
かけないようにするのが目的です。
これからの人生の生活資金の準備や、
医療処置や介護に対する意思表示、
亡くなった後の葬儀やお墓の準備や費用、
相続の準備などやるべきことはたくさんあります。
自分が亡くなったときの準備をすることは縁起が悪いことではありません。残りの人生の悩みを解決して、安心してのびのびと生きるための準備でもあります。すべてを一度に行うのは難しいので、優先順位の高いものから少しずつ取り組んでいくことをおすすめします。